こんにちは。
テルモ母です。
テルモ地方もいよいよ夏真っ盛り。
エアコン初稼働中。
北国の短い夏を全力でエンジョイしなくちゃ。
昨日の夕散歩は暑いのでいつもより一時間遅く出ました。
なので、いつものお散歩仲間には会わず。
一頭の小柄な柴犬の女の子に会いました。
テルモを見て、ちょっと固まったようになっていたので2mぐらい手前で「ストップ」でテルモを止めました。
するとじっとこちらを見つめて一歩、二歩…とこちらに近づくので飼い主さんも柴ちゃんのあとをゆっくり歩いて来ます。
いつものことですが、テルモはまずわんこでなく飼い主さんのほうに近づこうとするので、昨日も柴ちゃんのパパさんのほうへ行こうとしました。
パパさんもテルモを撫でてくれようと前に出てきたのですが…
すると、柴ちゃんがビクンと後ずさりジャンプしたので、やはり「ストップ」でテルモを止めました。
オンリードで犬どうしの挨拶は基本しないことにしているので、『止める』は大事。
でも、『ちょっと近づき過ぎてしまったかな?』と思いましたが…
テルモは柴パパさんに撫でてもらおうとパパさんの方に向いてロックオンしています。
テルモを止めたまま、テルモのうしろからゆっくりと歩いて行って、テルモと柴パパさんの間に位置するように私が移動しました。
これで、私とテルモは同じ方向に顔を向けた状態で、柴ペアに対してハスに立つ形になりました。
私の右側にいるテルモに小さい声で「こっちこっち。」とテルモの鼻先の地面を指さしました。
テルモが指さされた地面に視線を落としたので「グッド!」と言いながら指さしたまま柴ペアから離れながらすれ違うように前に歩きました。
テルモは私の指先を追うように鼻先を地面に向けたまま、一緒に歩いて来ます。
「そうだ、いい子だね。」と言って、歩きながら指さしをやめましたが、テルモはそのまま地面の匂いを嗅いで、ぐる~っとカーブを描いて柴ペアから遠ざかるように歩いています。
すると…
その様子をパパさんのそばでじっと見ていた柴ちゃんが、テルモが描いたカーブとは反対側に大きく回り込むように、同じく地面の匂いを嗅ぎながら歩いたんですね!
いやあ、ものすごく感動しました。
今も書きながら鳥肌がザワザワ立ちます。
ああ、すごい!
地面の匂いを嗅ぐ
大きくカーブを描く
どちらも犬のカーミングシグナルとして有名ですね。
そして、柴ちゃんはテルモのこのふたつのカーミングシグナルをじっと見て
自分も鏡に映したかのような同じシグナルをしたのです。
これもよく言われているミラーリング?
柴犬さんはボディランゲージが雄弁とは聞いていましたが、まさに目前でこんなにはっきりと表現しているのを見るのは初めてだったかも?
いや、きっとこれまでも多くの犬たちが雄弁に語っていたんでしょう。
私がそれを見てなかっただけ…。
こうやって犬たちは体を使って静かに会話しているんだなあ。
いまさらながら感動しました。
カーミングシグナルといえばトゥーリッド・ルーガスさんの本ですね。
すごい値段になってるので、このさい英語版でいかがでしょう^^;;;?
写真豊富で文章短めだから、きっとイケル(*´艸`*)